国立健康危機管理研究機構は8月19日、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の今年の累計患者数が、速報値で135人になったと明らかにしました。国内で初めて感染が報告された2013年以降、最多だった23年の134人を上回っています。外岩のアプローチでは特に注意してください!以前は西日本特に九州四国が多かったのですが、平均気温の上昇で徐々に北上しており中部以北エリアも注意が必要です!
対策 皮膚の露出を少なくする、マダニ対応の虫よけを使う、マダニに嚙まれていないか頻繁にチェックする(皮膚の柔らかい部分に移動して噛みます!お股の内側とか!)
噛まれたらできるだけ医療機関(皮膚科)を受診する。自分で抜くとちぎれて感染するリスクが上がります。
1 病原体
フェヌイウイルス科バンダウイルス属の重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome : SFTS)ウイルス
2 感染経路
主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺されることで感染する。 SFTSを発症している動物との接触により感染することもある。
3 潜伏期
6日~2週間程度
4 診断と治療
(1)臨床症状:
発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)を主徴とし、時に、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴う。
血液所見では、血小板減少(10万/㎣未満)、白血球減少(4000/㎣未満)、血清酵素(AST、ALT、LDH)の上昇が認められる。致命率は約10~30%程度である。
(2)診断:血液、血清、咽頭拭い液、尿から病原体や病原体遺伝子の検出、血清から抗体の検出
(3)治療:対症療法※
※国内では、抗ウイルス薬(ファビピラビル)の使用が承認されている。
(厚生労働省HPより抜粋)

国立健康危機管理研究機構より引用
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