クライマーの方

“痛みのないクライミング-Painless climbing-”を目指して~

ロッククライマーの故障・痛みの改善、コンディショニングを目的とした施術。

皆さん痛みを抱えたまま登っていませんか?指をパキりました、遠いガストン取る課題で肩が痛いです、スローパーやカチ課題で肘が痛くなりました、深いキョンで膝が痛いです、ヒールのかきこみでふくらはぎや太ももの裏が痛いです、といっても普通の整体院では意味が通じません。整形外科に行っても「特に異常はありません、いったん休みましょうか」と言われる、でも休みたくない。はい、痛みを抱えたまま登り続けるクライマーの出来上がりです。この界隈、そんな人ばかりですよね(笑)、事実私もそうでした。これはロッククライミングの歴史・発祥が登山に始まっているためスポーツとしての概念が出遅れてしまった、と考えられます。でも、痛みを抱えたままのクライミングで最高のパフォーマンスを出せるでしょうか?痛いままトレーニングをして早く強くなれるでしょうか?当院はPainless Climbing Alianceのメンバーとして痛みのないクライミングを目指し、クライマーをサポートしたいと考えています。

<クライマー特有の痛みに対する施術について>

↑私の手です(笑)。まず、その痛みは慢性の炎症なのか、損傷(ケガ)なのか、その判断から始めます。故障の部位・原因を同定し、痛みを改善する個々に合った整体技法を施します。例えば指の話ですが、オーバーユースによる指の痛みの原因は指本体ではなく、手のひらの中や前腕にあることが多く、時には上腕・肩・首にまで及ぶことがあります。故障・痛みの箇所や原因を同定し、その部分の筋肉をリリース、ストレッチを正しく行うことで指の痛みを軽減・解消することができます。肘や肩、膝、腰なども同様にそれぞれの部位に対する特有の施術技法を施します。パキりについては、損傷の程度にもよりますが、一般的に復帰までに2カ月程度かかります。損傷に対する施術目的は、治癒を早めること。特に指などの末梢部位は血流が乏しく、回復に時間がかかります。施術によって損傷部位周辺の血流を改善させることにより、生体の自然治癒力を向上させます。

<クライマー特化施術 初回料金1,000円>*以下は2回目以降の料金です。

・故障・痛み改善コース 60分6,000円
過負荷による故障、オーバーユースによる慢性の痛みを改善するための施術です。
・コンディショニングコース 60分6,000円、120分12,000円
コンペやどうしても落としたい課題を登る前のパフォーマンスの向上を目的とした施術です。2,3日前の施術がおすすめです。(前日ではだるさが出てパフォーマンスが発揮できない可能性があります)
・特定部位特化コース 30分3,000円
指・肘・肩(各片側のみ)に特化し集中的に施術いたします。連続して(最低でも1回/週)通院できる2回目以降来院の方が対象。

*初回は問診・説明・施術内容立案のため上記時間にプラス15分程かかります。料金はそのままです。

《クライマーセラピストからのご提案》

1.痛いストレッチは逆効果

ウォーミングアップに痛いストレッチしていませんか?それ、逆効果です。一般の方向けページでも触れていますが、筋肉は痛みを感じると緊張して縮んでしまいます。必ず痛みを感じない程度のストレッチでゆっくり伸ばしてください。

2.ウォーミングアップについて

簡単な課題を登ってアップ終わり。それ、ウォームアップになっていません(笑)。せめてラジオ体操第一を必死でやって体温を上げてください。そしてクライミングで使う手足の指・腕・脚部・肩甲骨周り・体幹部を動的ストレッチで緩めることを意識してください。

3.セルケアの重要性

痛い時も痛くない時もセルケアがとても有効です。詳しい手技はご来院時やセルフケア講習会でお伝えしていきますが、基本は筋肉を緩ませること、です。まず筋肉繊維に沿って親指の腹で軽くスライドさせます。皮膚と筋肉をズラすイメージです。決して強く押してはいけません。そして軽く(これ大事!)ストレッチをかけます。強くストレッチをかけるとせっかく緩ませた筋肉に緊張を与え、元に戻ってしまいます。手軽にできる前腕や大腿部・臀部・ふくらはぎからはじめてみましょう。ただし、セルフケアには限界もあります。困ったときには当院へご相談ください。

筋肉を緩めること得られるメリット;血流が改善されます。血液はその部位に蓄積されていた疲労物質を除去する、自然治癒を促す物質を運ぶ量を増やすため、回復を早め、痛みを軽減します。その先にある部位に血液をしっかり送り込めるため、特に指などの末端部位にの故障やメンテナンスにも有効です。

《医療者として正確な診断の勧め》

私は薬剤師の国家資格を有しており、長く製薬業の仕事をしてきました。その経験の中で言えることは、まず正確な診断が大前提かつ大変重要であることです。慢性の疲労やオーバーユースなどでは多くの場面で必要ありませんが、例えばパキりは腱鞘という腱を包んでいる膜が骨から剥がれてしまう現象などを言いますし、クライマーに多い手首のTFCC損傷や肩の腱板断裂などは生体の損傷であり、診断が付かない状態での施術は危険を伴います。状態を診て必要と判断すれば専門医をご紹介させていただき、医療施設との連携を行います。一般に整形外科といっても専門は詳細に分かれており、その怪我にあった施設をご提案いたします。

Painless Climbing Aliance メンバー

ボルダリングの整体院

https://www.bouldering-seitai.com

いわやま整体

https://iwayama-seitai.jp/

めぐみのぽっけ

https://meguminopokke3.wixsite.com/therapistcourse

サポートクライマー

(五十音順)

中川 翔一

藤脇 祐二